最高裁判所の弁論は,通常開かれず,新判断がなされるときなどに限られているのですが,私が代理人をしている養子縁組無効確認請求事件について,平成28年12月20日に最高裁で弁論が開かれました。そして,平成29年1月31日に,その事件の判決が最高裁でありました。判決要旨は、「専ら節税目的であったとしても養子縁組意思がなかったとは言えない。」というもので最高裁の新判断でした。これは,相代理人弁護士で日大名誉教授の山川先生が書かれた上告理由書が全面的に認められて原判決(控訴審判決)破棄となり、一審の勝訴判決が確定することになったものです。これは重要判例ですので翌日の新聞各紙にも載りました。
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司法試験予備校
以前,司法研修所の教官や司法試験の考査委員をしていたことなどから,司法試験予備校での講演,講義を依頼されることがあるのですが,先日も,司法試験予備試験の模擬試験(刑法,刑事訴訟法)の解説を依頼されました。
現在の司法試験予備試験は,システム,内容が旧司法試験によく似ていて誰でも受験できることから,受験生には老若男女様々な方がおられます。そして,皆さん勉強意欲がとてもあり,質問も多く教室に活気がありました。